1日目〜ぐらんでぃまで〜1章

朝。盛岡駅まで直通のバスに乗車。今回の旅の同行人であるヤスダくんと合流。通勤ラッシュとは無縁のバスに久しぶりに乗車し一息。なんだかんだで盛岡駅到着。と、同時にヤスダくんが路上を指差す。黒い物体から一方方向へ飛び散った血。んなもん教えなくていいだろよ!ボクが死にたいする恐怖で毎日泣いてるの知ってるでしょ?ボク、命あるものから命がなくなる瞬間が怖いし悲しいんだよ。そんなわけでダズーンな感じに。
朝ごはんを食べていなかったため、駅特有の無駄に何店舗もあるコンビニことニューデイズに入店。おにぎり二個とかわいいサイズの暖かいお茶を購入。ちょっと早いけど、特にすることもないので新幹線の改札を通過。休憩所みたいなところで待つ。その間、新幹線から降りてくる人を全員チェックで有名人探し。くそぉー、岩手なんかには滅多なことじゃなきゃ有名人はこないんだよ!普通に友達と会えないんだから、有名人と会えるわけなんてないんだよ!とか嘆いていると、目の前を天使がすぅーっと通過した。それは女性駅員さん。手押し台車をリズミカルに、楽しそうに押しているのだ。あれほどまでに台車を遊び心を持って押している人をボクは見たことが無かった。一種の衝撃だった。あの駅員さんは小さいときからおばあちゃんにいろいろな遊びをしてもらったのだろう。剣玉・竹馬・台車。これが世に言う(盛岡限定)、伝承遊びのKTDである。朝のネコショックからちょっと立ち直る。暇つぶしのための雑誌スパを購入。
新幹線に乗車。禁煙席うぜぇー、超うぜぇー。ゆずの曲を予習しながらスパのバリアフリーの部分を読む。確かに、スロープだけど心臓破りの坂?みたいなところ多いよね。悪い意味でのシムシティ感覚みたいな。プレイヤーは実際の生活を意識せずに美的センスのみで区画整理するみたいな。その勢いで杏さおりを凝視。やっぱり、トップクラスでかわいいよね。メール着信「今からフットサルやるんだけど来ねぇ?」「ある種の監禁状態のため行けません」。
1時間ちょっとであっさり到着。もしもはやてなんか乗っちゃった日には、仙台に行った実感ぜんぜんわかなかっただろうね。やまびこだから60%くらい実感できたけどさ。仙台駅は盛岡駅とはぜんぜん違って人が多い。外が雨ってのもあったんだろうけど、人が多かった。ここからの予定としては、ホテルのチェックイン(3時からだけど、8時以降の場合はめんどくさい手続きアリ)をしてから会場入りを目指す!のはずだったけど、グランディまでの電車の本数少ない!少なすぎる!特に臨時便もでるわけではないというのでホテルにチェックインを早くできないかをたずねる。応対してくれたのは小沢真珠そっくりの(筆者の”そっくり”は一般的な”言われて見れば目が似てるね”くらい)人。「早く出来ませんか?」「満室だからベットメイキングに時間がかかるのよ!このオス豚!」「あぁ、そうですか」「とっとと帰りな、自分の豚小屋に!ほら、ラッシー行きなさい!」で牧羊犬がダッシュで着て一目散に逃げるボクら。ロビーで今後の作戦会議をしていると、さっきの小沢さんが「手続きだけでもできますけど?」とツンデレぶりを発揮してくださる軌跡。手続きを先にして、一安心。予定よりかなり早くグランディに行けることになった。