じゅんじー

ボクが自室で一人。家にも誰もいない。そのとき、ドアを「ガガガガ!!」と何かが擦れていく音がした。ボクはドアを開けて外を恐る恐る確かめた、しかし誰もいない。あれは風だったのだろうか?……数時間後、祖母が死んだと言う知らせが届いた。死亡時刻が、ボクの部屋のドアを何かが擦っていく音がしたのと同時だと言うことは家族には何故か話せないでいる。
というのが、ボクの唯一の怖い話の持ちネタ。ですが、どうもボクは怖い話と言うのが怖くない。前にも書いたはずですが、どうも脳内でオレ劇団の人たちが怖い話を演じれないらしいのだ。そう、うちの劇団の主役の千堂あきほが!準主役だった菊川怜は、ちゃんとした怖い話のドラマに引き抜かれたので不在。どうも、あきほが先天的なスランプに陥っていると。たいていの怖い話は女性が追い詰められて……の緊迫感が大きなウェイトを占めているわけでね、その女性が追い詰められても冷静に「右の方はスイカがないけど、左の方はスイカがある」とかマジカル頭脳パワーの最終問題で答えちゃいけないわけですよ。ほら、ゲストのカミセンが2位になっちゃった。
なので、思い切って主役を変えました。これからのうちの劇団の主役は、フカキョンです!もう、ちよみちゃんなんて言わせません。怖がる女として大成してもらうのです。
参考リンク:http://d.hatena.ne.jp/hyu-da/20040109#1073659193