出会いだけ特集

ワンワンワン
「こらポチ!人様のワンちゃんに吠えちゃダメでしょ!」
「ぜんぜん大丈夫ですよ。むしろ、うちの犬は喜んでますし」
「ほんと、すいません。ところでそれって、シー・ズーですよね?」
「そうですよ。ラックっていう名前で」
「ラックですかぁ。いい名前ですね」
「いやいや、そちらのポチにはかないませんよ。あははは」
「あははは」
ガブり
「ポチー!!!!」
「血しぶき出てますけど、大丈夫ですから……」

キキー!!どっか〜ん
「いった〜い」
「いてぇ」
「あっ、キレイなお花畑」
「どこ見て走ってるんだよ!!」
「あの、大きなうどの木です」
スタタタター
「おいコラ!逃げるな!」
ドサッ
「捕まえたぞ。おれの自転車の修理代払ってもらうからな!」
「キャー!私に大きなゲジゲジがまとわり付いてるぅぅぅ」
「あのぉ、ガッチリ人間ですよ」
「むむっ!ゲジゲジと見せかけて巨大カマキリだったのね!」
「いや、だから」
「私のカマも切れ味抜群よ」
シャキーン
「うわぁぁぁー、前が見えないー」
「くたばれカマキリー」
「あぁぁぁー」

「あの、それボクのです」
「あっ、すいません」
「わかってくれればいいんです」
「すいませんでした」
女が遠へ行って電話をしている」
「こ……がおわ……どうし…し…か?」
「ん?」
「了解です」
「こっちへ来て下さい」
「えっ?ちょっとなんですか」
「あなたは救世主なんです」
「へっ?」
「とりあえず、横浜の川村投手のモノマネ50回!」
「ひいいいー」

次回は発展編。