思ひ出ぽろぽろ

朝、学校に行ったらインフルエンザで休んでるはずだった友達がいた。どうやらインフルエンザではないが、症状がそれっぽいらしい。ボクの中では隔離です。もう、シッシ、くるな、くるな。ノートン先生を呼んで懲らしめてもらうぞ!それか、熱湯コマーシャルして熱湯消毒だ!さぁ、消毒ダァ!!
と、心の中で叫んでたら保健室の先生が授業中なのに登場。なんか、変な小さな空気入れみたいなものを御持参だった。もしかして、うちのクラスで変なウィルスが発生しちゃってお国から隔離通告?かと思った。その瞬間、変な空気入れをピコピコし始めた保健の先生。ボクは感づいた、DDTだ!DDT消毒だ!そうか、新種の害虫が発生したんだな。さっきから、前の人の背中にピョンピョンはねる小さな虫がいるんだけど、これが害虫なのか!先生、早く、ティーチャー早く、DDTを撒布して!ねぇ、ねぇ、ネェー!!
しかし、先生はゆっくり窓を開けて換気をし始めた。そうだ、そうだ。DDTは人体に影響があるから中止されたから、換気して人体への影響を少なくするんだな。でも、早くしてティーチャー!前の人の背中のピョンピョン虫が増えてる!増殖してる!なんか、編隊形成し始めてる!なんか、陣形が思いっきりコッチを攻撃する陣形だ!早くしてー!!
ボクが叫んだ瞬間「ドンっ!」物凄い音がした。外からの音だった。なんか、同時多発テロで後に公開された、ビル内部にカメラマンが入ったときの映像に入ってた音に似ていた。そう、ビルの窓から熱さのあまりに飛び降りた人が屋根に落ちる音。ボクはピキーンときた、上の階ではスゴイことになってるんだ、と。もう、ピョンピョン虫が巨大化しパラサイト化しているんだと。しかし、パラサイトには弱点があったはずだ・・・・たしか、この前映画でみた・・・・そうだ!ドラッグだ。シャーペンにドラッグを入れてヤツらにぶち込まなきゃないんだ。ボクの正義感が爆発する寸前にそれは起こった。
保健室の先生がいきなり「ほら、換気したらニサンカタンソの濃度が下がったでしょ?」ボクは耳を疑った。このピョンピョン虫(ニサンカタンソ)が換気一つでやられてしまうだなんて。じゃあ、上から定期的落ちて下で「ドンっ!」という音のするものはなんだ?パラサイトに襲われた人たちが白骨化して落ちてい・・・・・・雪っていうの?白骨化した死体じゃないの?あっ、そう。でも、音が同時多発テロのときのにソックリだったから・・・・・・もう、うっかり早とちりさんだ!
でも、上の階は無事だとしてもボクの目の前の現状ですよ!ニサンカタンソってい・・・・・・えっ?ニサンカ炭素?二酸化炭素?気体?CO2っていうの?あっ、そうですか。だってDDTみたいな器具持ってきて厳重にマスクなんてしちゃってるから、ついそうかと。これまたウッカリ早とちりだ!
普通にネタがなかったから無理やりこよりで広げてみた。書けるもんだなぁ。あと、前の人の背中にいた虫の正体は、あなたの想像の中で創造してください。