それは栄光の始まりさ

友達に残り少ない目薬をチカラいっぱいに振られた。一瞬、シャカシャカポテトが再び発売されるのか!?と目を疑うくらいのシャカシャカっぷりで目薬を振られた。増える泡は、まるで増えるワカメの恐怖を彷彿とさせた。地球の生物は泡からはじまりました。海ができて、その波で泡ができて、その泡がなぜか知らないけど生物になった。確かタンパク質だかが泡から作られることは実験でも実証済みだったはず。その友達はたぶん生物の誕生を目指して振っているのだろう。そう思うとボクは友達を怒るどころか、むしろ褒めるしかないのである。
ノーベル賞を取った、田中さんも地道な研究をして大発見をしました。友達はいろいろな物質を振って泡を作り、生物が発生しないかを今まで懸命に研究してきたのだと思う。そして今日出会ったのが目薬。これはエジソンが電球のフィラメントに日本の竹を使うことをふと思いついたのと同じ原理。ふと目薬を思いついてしまった。だから一生懸命に振ったのだろう。
しかし、その目薬からできた泡は1時間後には静かに消えていた。生物は発生しなかった。しかし、友達はこれからも研究を熱心に続けて泡を作り続けるのだろう。そう思うと、ボクも一生懸命に毎日を生きようと思う。