読書週間

なんだかんだで睡眠時間を削ってまで読書に励んでいました。いろいろ読みましたが、今回は『時空戦闘艦「やまと」』をピックアップしたいと思います。世界の中心で愛を叫ぶも読んだりしましたが、やっぱり死をメインテーマにするのはズルイです。まぁ、話は最高でしたよ。クッキー屋のアルベルトが信濃川下りに出かける辺りからが最高でした。
本当は亡国のイージスを買おうとしたのですが本屋の大プッシュボクのひねくれ発動で、似てるけど似ていない『時空戦闘艦「やまと」』を購入。1巻と2巻を買いました。メインテーマがブラックホールということで、わくわくして読んだ。いろいろあってタイムスリップした自衛隊の戦艦が、そのタイムスリップの原因でもあり地球を滅亡させようとする驚異的な兵器を過去にタイムスリップしちゃったついでに壊すお話なんですけどね。登場人物とか、ビックリするくらい多く出てくる戦艦の名前に四苦八苦でストーリーがしっちゃかめっちゃかになっちゃう。戦艦のプラモデルとタミヤのドイツ兵が必要だと思いました。登場人物とかが整理できれば読み応えバッチリ!
そしてメインテーマのブラックホール。この話では核兵器に対抗するための兵器として出てくるんですけどね。そんなのボクには関係なくて、このブラックホールの兵器が時空をまげてブラックホールに入ったものをタイムスリップさせちゃうんですよ。過去にも行けるし、未来へもいける。いつも思うんですけど、ブラックホールという宇宙規模で言ったら”点”という1部分だけがタイムスリップできるのか?疑問に思うわけです。
しかし、宇宙飛行士は高速で地球の周りを回るから年を取るのが遅いとか言われますよね。これが、その点でのタイムスリップの一種だと考えるとどうだろうか?しかし、この場合のタイムスリップは時間をゆっくり進むだけのものであって、時間を飛び越すものではないのです。そこでボクの「時空ループ説」(ボクのっていうか、よくある仮説なんですけどね)を引っ張ってきて考えてみるのです。
宇宙全体での時間がグルっと一周する穴あきドーナツのドーナツ部分だと仮定します。そのドーナツの1部分でブラックホールが発生したとすると、その1部分にストローの片方をぶっ刺してタイムスリップする人を抽出します。んで、そのストローのもう片方を違うところに刺して、さっき抽出したものを吐き出す先がタイムスリップした場所となるわけです。これで、タイムスリップ前には存在せず、タイムスリップ後には存在する一般的なタイムスリップの完成です。
そしてここで一番考えなきゃないのが「時代を変える」という行為。これが厄介。しかし、ボクはものの見事に解決してやるのです!まずは、時空が円状ではなく一直線だと仮定した場合。変えた過去が未来に追いつくことは出来ないことになるので、やっぱりこの説はおかしい。ループ説だと変えた過去が一周して、その過去に追いつき塗り替え未来となるのです!よっし、完璧だ!QED
『時空戦闘艦「やまと」』けっこう面白いのでオススメ。ちょっと自衛隊の人が歴史を説明する場面が多くてウザイですけどね。
追記;戦国自衛隊とはぜんぜん違いますからね。あっちは欲求丸出しぎみですから。こっちは世界がかかってますから。ある種のアルマゲドンですね。