コラムっぽいこと

今日は何の日?「鏡の日!」
というわけで、今日は鏡の日です。古くは邪馬台国卑弥呼が鏡を使い、魔術のようなものを見せ付けて国民を支配下に置いたとも言われますし、鏡と言うものは歴史が深いのです。
鏡。ボクは毎朝、彼を見ている。彼はボクのマネをするのが上手だ。ボクが歯を磨けば彼も歯を磨く。ボクが顔を洗えば彼も顔を洗う。彼はボクのマネをするのが上手だ。あるときボクは、ボクのマネをするとき以外の彼の表情が知りたくなった。ボクは洗面所の扉をそぉ〜っと開けて、彼の視界に入らないように気をつけながら彼の表情を見た。そこには暗い表情の彼がいた。いや、彼には表情が無かった。殺風景な洗面所の顔の彼。無機質であり、重圧感のあるような顔。そんな顔を見ていたらボクは彼の目の前に飛び出してみたくなった。いっせーのーっせ!自分の前に突然現れたボクに彼はピクリともせずにボクのマネをした。そして彼には表情が戻った。
しかし、自分が見ていないときの鏡って怖くないですか?幽霊がバッチリ映ってたり、景色も映し出さない真っ黒な状態だったり。古くからある鏡であるからこそ、そんなことも思えてしまうわけです。