昨日のこと

放課後。友達とイオンで行われていた「サンタさんが早とちりしてもうきちゃったよ!」イベントを見に行った。もちろん、そんなお子様向けの企画にボクがわざわざ出向くわけもないわけで、理由はテレビで生中継されるということと、いつも聞いてるFMラジオのパーソナリティさんが司会を努めるからである。しかしまぁ、テレビに写ることもなく、パーソナリティさんと触れ合うこともなく、一緒に行った友達が飽きてしまったのでそのイベントを泣く泣く後にした。
その後、ご飯を食べていると父親からの電話。電波の調子が悪くてまったく聞き取れなかったものの「母さんが○○に行ったから、ご飯は自分でどうにかして」はニュアンスでわかったので「うん」とだけ答えて電話を切った。ボクらはゲームセンターに向った。ぜんぜん取れねぇUFOキャッチャーをやった後に友達とガンシューティングのゲームをやっていると……
その左肩につけた緑色の腕章は、サッカーのキャプテンですか?あぁー、違うんですか。えっ、教師なの?そうですかぁー、ボクらにイエローカードですか。はい。お家に帰りなさいと。そうですか。でもさ!でもさ!さっき横歩いてった高校生カップル、絶対にこの後ラブホテル直行ですから!!そっちに警告じゃん!まぁ「10人の凶悪犯を捕まえるより1人も無実の罪で捕まえない」は有名なお言葉ですけど。もういいや!
と、いろいろあってイオンを退散して、友達とウダウダ愚痴を言いつつ帰宅すると……れれれれー?(銭形零ちゃん風)なんで松葉杖が玄関にあるの?そして、なんでテーブルの上に脳神経外科の診察券と領収書があるの?
ボクの中でいろいろとフル回転で考えてみる。そして、ボクが導き出した結論が「イオンにいるときにかかってきた父親からの電話が、実は”お母さんが病院に行くから、ご飯は自分で食べて”だった」としたら、ということ。ボク、しばらく落ち込む。家族が一人減るかもしれない事実。動揺したボクは、ひと時の安静を求めて友達に手当たりしだいメールを送った。すると、ボクを含めて複雑な三角関係に突入している事実を知り、さらに落ち込む。ストレートな恋愛をさせてくれない神に感謝。
結局、9時頃になって母親が笑いながら家に登場。第一声が「いやー、手術で死んでも文句は言いません!の書類書かされてさ」……ボクと姉はロクな情報なくて、かなり心配したんですけど……。まっ、死ぬ一歩手前だったのは事実らしいですが生きてて良かったです。まだ親孝行してないので死なれてもボクが悔い残りますし。
母の病状は、血管に血栓が溜まるエコノミー症候群みたいなやつだった。しかし、できた場所が足首だったことと、血管自体が破裂して心臓とかに血栓が行かなかったので助かったらしい。ってことはだ、丈夫な血管持ってたら母ちゃんはグッバイこの世だったんじゃん!ひぇー。みんなも命は大事にしよう!