後日っつうか今

いやー、誕生日前に2度目の誕生日を迎えてしまいましたよ。
というのもね、いつものように学校へ向けて軽快に自転車を漕いでたんですよ。ギーコギーコね。そしたら、最近一種のオプションとしてボクが神から授かった腰痛が発病。でも、その腰痛ってのもヘルニアとかギックリじゃないから、ちょっと違和感がある程度だったんですよ。そしたら、なんか赤道ギニアとかにいる、人間の皮膚に卵を産み付けちゃう虫ってわかりますかね?最初はただの虫刺されだろうと思ってるんだけど、なんかその刺されて腫れた部分が動いてると、なんだろうなぁ?と思っていじってみると幼虫が!!ってやつ。それみたいに、腰痛が動いて脇腹が痛くなり始めたんですよ。ボクもさすがに、ヤバイって思った。
でも、瞬間的なものだろうと思って気にせずにギーコギーコ。そしたら、朝からの普通の腹痛と、その腰から移動してきた痛みが脇腹でゴッツンコ!!あれです、痛み同士がフュージョンですよ。その痛みたちってのも、キレイなまでにフュージョンしたんですよ。ベジータが間違って、足のステップを間違えるとかもなしで。って、ドラゴンボールでの例えは伝わるのか?
その腹痛と腰痛のフュージョンで痛みが2倍以上に。慌てて、自転車をコンビニに止める。この時点で、脂汗がすごいことに気づく。さて、どうしようと。家に引き返すには来すぎたし、学校に行くにも距離がある。そうこう考えているうちに、あまりの痛みに吐き気。だしたくないカメハメ波ですよ。ついには立ってられなくなって、近くの階段に座り込む。ボクは「課外だし、今日は休もう」と決めて、親に迎えに来てくれるように電話を入れる。しかし、親は仕事に行ってて迎えにこれないと。さぁさぁ、ホントにどうしようかと。
30分くらい、コンビニで死ぬ気で買ったサッパリしたジュースをチューチューしつつ休んだ。すると、あら不思議。フュージョンが解けた。おうおう、こりゃ完全に治ったじゃん。ぜんぜん学校に行けるじゃん!しかし、ボクの記憶と言うタンスから何かが飛び出した「そういえば、去年もこんな感じの驚異的な腹痛がきて、3日くらいベット生活だった」これだ!と。ボクは、第2次フュージョンが始まる前に、急いで家に帰った。その道中は、ぜんぜん健康体。
家に到着しても健康体。教育テレビのパペマペが出演してる国語の番組なんか見ちゃったりしてた。異変はそのときに起きた。またフュージョンが開始されたのだ。しかも、今回のはスーパーサイヤ人フュージョンしたくらいに痛い!立てない、立ち上がれない!今話題の加山由衣を見ても立ち上がれない。マンモス西が精一杯声をかけようが、ボクことジョーは立ち上がりません。オダギリジョー斉藤一はカッコよすぎる。
うわうわ、こりゃ経験上ヤバイ。そこで、すぐにマザーにテレフォン!……マザーが出てこない……マザーにもう一回電話、強いて言えばマザー2……また出ない……。もう、セカチューよろしく「誰か助けてください!誰か、助けてください!」って言いたくてしょうがなかった。っていうか、人が死ぬドラマで感情を突き動かされないわけがないっつうに。
四面楚歌、五里霧中。カメハメ波も無残にも発射されてしまい、ホスピタル警報はガンガン鳴る。でも、動けない!!自分の体の下に丸太を敷いてゴロゴロと移動したり、我が家の犬に引っ張ってもらったり、スーパーボールを壁に一回当ててから自分に当ててその反動で進んだり。なんとか目的の、近所の病院の診察券と保険証があるところにたどり着いた。あとは、玄関に行って自転車にまたがり病院に向かうだけ。
玄関をglobeよろしく一人で開けて、自転車にまたがる。酔っ払いみたいに蛇行運転。そんな中、ボクは気づいた。脂汗やら、なんやらで服が汗でビッショリ。どんくらいの汗かというと、病院について看護婦さんに言われた第一声が「調子悪いのに水浴び?」でしたからね。最初の第一声でジョーダンを飛ばされ「こちとら死ぬ気できてんだよ!」と怒り心頭。「ホントにヤバイんで、早くしてください」と言って診察券を提出。そして熱を測る、36.2度。ボクは思った、盲腸じゃないか?ってことに。うわっ、盲腸怖い!盲腸怖い!もう、チョー怖い。病人だからこそ、許されるギャグ。健康なキミはマネをしないでくれ!
ホントにすぐに診察してくれた。そりゃ、そうだな!だってこの病院、朝なのにオレしかいないもんな!医者にことこまかにフュージョンの仕方から、ポタラというもう一つの方法を教えたりしつつ病状を説明。すると「ウィルス性のカゼだね」と一言いい、点滴をするように言われた。点滴するまでに、散々待たされた挙句「血管が見えないから」と3箇所も刺されるし。点滴されてる間も看護婦さんたちの会話が聞こえたんだけど、ゴリエのダンスを覚えたいだの、車を買ったときのオプションにUVカットのフロントガラスはつけるか、など怠慢もはなはだしい。
とね、ここまで怒りを覚えるのも無理はないわけですよ。最初の第一声もあるんだけど、汗まみれの服を着ているオレにエアコンの冷風が直で当たってんだよ!!夏だからって毛布じゃなく、タオルケット?ふざけるな!そのタオルケット、腹だけ専用じゃねぇーか!!のんきに患者さんのカルテを見て、珍しい名前で笑ってる場合じゃないんだよ!
そうこうしてるうちに点滴終了。怒りと共に病院を後にしました。なんか、だいぶ良くなったのが悔しい。