自転車の旅

いやー、朝の気温が2度という暖かな気候になったり、雪が融けたりしたのでバス通学から自転車通学に切り替えました。いやー、久々に乗る自転車が安定しないのなんの。もう、片手離しが安定しない。最初の10分は蛇行しまくりだもん。
10分を過ぎた辺りからは落ち着いてきて、音楽なんか聞いちゃったりしちゃったりしてね。んで、そこで気づいた。高校に近づくにつれて天気が悪くなってきている・・・。なんか、石原良純が「あっちは晴れだぞ!」って言っても過言じゃない感じ。ボクは恐れた。このままでは黄巾族の反乱が成功してしまう!
いつもなら橋の上だけが強風に見舞われるのだが、その前のバイパスから強風。風船おじさんが23時間でアメリカに行っちゃうくらいの強風。もう平坦な道なのに、上り坂を登ってる感覚だ。ボクは恐怖に怯えた。この調子じゃ、橋の上は大変なことになってる!
ボクの予感は的中した。右より来る強風で、自転車は左に流される。せっかく、右を見れば昨日のカー水没事件の現場が見れるのに!と思ったが、吹き付ける雨でそれどころじゃなかった。もう風が吹いてくる方向が見れない。これは、まさに妖術使いの張角の妖術のようだった。ボクこと劉備は苦戦した。どんどん妖術が襲ってくる。一瞬、川に落ちちゃって、それこそカー水没事件を再現をしちゃうんじゃない?とも思った。しかし劉備は勝利した。張角の妖術を打ち破ったのだ。
んで、橋を越えたボクは意気揚々と右折・・・ん?右折って張角のいる向きじゃん!二度目の恐怖は的中した。もの凄く前を走った人が自転車を押していた。「パンクしたのかなぁ?」と思った瞬間、張角の攻撃が!ものすごい風だ!なんか、雨も混じりだしてスゴイ状態だ!手っ取り早く言うと、不意打ちで風雲!たけし城である。心構えなしで風雲!たけし城である。風雲!たけし城でありますぞ!
もうビックリだよ!なんてったって、男子高校生が風に負けて自転車降りて押してるんだよ。ボクも前進できなくて降りて自転車押しましたもん。いやー、初めてだよ、あんな強風。もう、誰かに押されてる感じだった。この感覚は実際に味わってもらいたい。もう、ある意味感動するよ「自然ってスゴイ」って。
んで、遅刻と。先生に報告したら「じゃあ、もっと早く家を出ろ」と。風雲!たけし城を見てたであろう先生がその発言である。芸人の辛さを視聴者は甘く見すぎである。それと同じく、あの強風を体験した人の辛さは先生にはわからない。ボクの教師不信感度急上昇!
写真は帰り道に、その強風の場所をパシャリしたものであります。もう、この一本道がスゴク長く感じました。