VS食事

まずはダメホテルからのチェックアウト。「チェックアウトプリーズ。ナンバー、セブン・フォー・スリー」と部屋番号を言い無難に終了。バスに乗車し、地獄のヨーロッパ縦断の旅の始まり。とりあえず寝る。友達としゃべる。全てをやりつくしたくらいに、ちょうどベルギーに入国。今回の見学先は世界遺産ブルージュです。
ブルージュはバスでは入れないくらいの細道の連続なので徒歩で散策。しかし、途中から急に雨が降り出す。ヨーロッパらしい天候の変わりやすさをアピール。このとき、ボクを含めた全員が傘を持参していないというサプライズ。とても雨降る雰囲気じゃなかったのさ。それが急に雨ですよ。さらに寒いし。そんなときに運良く昼食の時間に。
レストランっぽいところに入店。もちろん、ベルギーですからワッフルが楽しみですよね!しかし、ベルギーはワールドカップで日本と引き分けたのがよほど悔しかったんだろうね。雨と同時に食い物でも攻撃を仕掛けてくるわけ。まずは最初の料理〜。死ぬほどドレッシングのかかったサラダと、死ぬほど味が濃くてパサパサのミートパイ。これが前菜だからね。日本で体感するには、マヨネーズをめっちゃかけたサラダと死ぬほどソースをかけたお好み焼きがちょうど引き分けくらい。意地の前菜完食で筆者1点先取。続いてはメインディッシュは鳥一匹!……全長20センチくらいの鳥が丸々一匹ですよ。さらに、ご飯代わりのありえない量のフライドポテトとマヨネーズまみれのレタス。食い物で殺すとはまさにこのこと。気をつけるのは夕食での毒入りスープ(平松家の夕食)じゃなく、ブリュッセルでのスリーコースランチね。
鳥一匹食えるのはマンガの世界だけだと思ってましたよ。日本でイメージするなら、クリスマスのときの銀紙で持つところ包んだ鳥あるじゃん。あれの一回り大きいやつ。さらに皿から溢れんばかりのポテトですよ。もちろん、サラダだけじゃなくポテトにもマヨネーズかかってますよ。味が濃いし、喉が渇くし。ここでリンゴジュースを5ユーロ(600円)で注文。それでいて250mlだよ!完全にボッタクリバーのやり方なんですよ。一瞬で600円飲み干したわ!まぁ、意地で食いまして2点連取!これでボクの勝ちは決まったわけですけど、大将が強かった。最後のメニューはデザートのワッフル!
ワッフルと聞いてみなさんはどんなものを思い浮かべますか?どらやきの皮みたいなのがタイル状に並んでて、その上にメイプルシロップなんかがかかってるものを思い浮かべるでしょ?もっと高級な人なら上にのってるのはアイスかな?……そんな常識、あっちじゃ通用しねぇんだよ!本物ワッフルは、パリパリ・パサパサで上にのってるというか振りかかってるの粉砂糖なんだよ!モナカの皮だけをさらにパリパリにした感じなんですよ!さらに粉砂糖ですよ!もうね、みんなむせまくり。渇いた口に粉が入ってくるわけですから。さらに、パリパリすぎて歯茎傷めるしね。さすがにこれは食えませんでしたわ。たぶん、誰一人として完食できた人はいないんだと思う。というわけで、ベルギーの食事は2−1でかろうじて筆者の勝利でした。
食事に負けて店を出るとまだ雨模様。ここから現地のガイドの人に同行して観光。めちゃくちゃ歩かされて疲れる。あのね、さすが世界遺産なんだけど路面が石畳なのね。デコボコしまくりなのさ。さらに雨で濡れてて滑りやすい!そこを2時間くらいかな?歩かされたら疲れちゃいますって。んで、2時間は歩きすぎだよ!と友達と話していたら横にいたJTBの女性職員さんが一言「このガイドさん打ち合わせと違うことしまくりなんですよ(困惑顔)」どうやらね、テンション上がってるらしんだ現地のガイドさんが。局所的な例えをすると、どうでしょう最新版のロビンソン状態。まぁ、おかげでブリュッセルをイヤと言うほど満喫しましたけどね!