レ・ミゼラブル。

淫夢みなくてよかった。集団生活だから性欲を満たすことができなかった3回の夜を夢精ゼロで乗り越えられた喜びに浸っていると・・・ん?この声は・・・・松浦さんだぁぁぁ。そう、めざましテレビでフットサルドラマの宣伝で出演してた、それも30分間出ずっぱり!でも、あややファンであることを何故か隠しているボクはテレビから離れて観賞。占いではボクのしし座が一位!うんうん、というわけで今日の朝は二重の喜びでテンション高め。

さぁ、ハイテンションで今日のバスガイドさんのコーナー!!・・・は中止。内面はいい人なんだと思うけど。

はい、というわけで二条城に到着です。枯山水がすばらしくキレイでした。でも、スゴイ風を送り出す機械で落ち葉を飛ばしているのを見てゲンナリ。まぁ、その原因はラストサムライ試写会の準備をしているからだったんですけどね。枯山水をトムがクルージングですか、水はないのに(大爆笑)というわけで二の丸御殿だかを延々と歩かされてお疲れ。キュッキュ鳴る床とかどうでもいい。子供のビーチサンダルで十分です。たくさん歩かされて、早く帰りたいよぉ〜気分満載でバスに帰るとガイドさん。早く岩手に帰らさせてー。
 
続いては高台寺清水寺の連チャン。まずは高台寺。細い道をテクテク歩く。中盤辺りにあった池が風情があってよかった。しかし道が細いために関西のおばちゃまとすれ違うときがキツイ。ボクらがトロトロ歩いていると「じゃあ、この修学旅行生を追い越しますか?」と言い、ズガズガとオーウェンドリブル・・・いや、キャプテン翼次籐の突進だね。もう”すり抜ける”じゃなく”突進”なのよ。ここはバーゲンセールやってるデパートじゃねぇ!寺なんだよ!高台寺の細い道を封鎖せよ!ですよ。まったく。雨で濡れた石畳で滑って転びそうになったしよ。

高台寺から次の目的地の清水寺まで、またも歩く歩く。お土産屋さん通りをズガズガ歩く。途中でキンツバ売ってたので食べたかったけど「時間ないから止まるな」って言われて泣く泣く諦め。でも、その後の昼食(湯豆腐)の後に自由時間1時間以上あるでやんの。あんとき買えたじゃん!しょうがないので、キンツバ以外のお土産を買う。生ものは最終日!と決めていたので八ツ橋を買う。その道中でアホなうちの高校のヤツが、チャラチャラしたお店でアクセサリー買っててんだよ、そこを通るたびに「岩手の○○高校の人、よってって」て言われて苛立つ。買うのは勝手だけど、高校名は言うなよ。ま、ボクはお決まりの無視を決め込みましたけどね。京都のいたるところで、高校生にビラを配ってた人、あなたの前スレスレを通るのに受けとらなかった高校生はボクですよ〜。とかやってたら京都お得意?の袋小路にハマリまして、友達3人で右往左往。1時間以上あったのに、扇子八ツ橋を3つしか買えなかった。京都だけにキョトンとしたね。うん。
 
んで清水寺に到着。大量の外人さんと修学旅行生がいた。みんな清水の舞台で写真を撮っていた。「そういえばボク、この旅行で写真一枚も撮ってないじゃん!クラス専用のデジカメしか撮ってねぇ!」と、気づいたのですが。もうどうでも良くなって写真は撮らない旅行と制定。舞台を見終わって地主神社だかへ行く。でも時間がないから後の自由時間で見るらしい。いろいろと神社っぽいのを回り回って階段を下りて、三本の水が落ちているところで水を飲む。うまいというか、隣のおばちゃんに水をかけられそうになった。長いひしゃくを器用に扱って欲しいものです。そこで10分間の休憩。親戚へのお土産として地主神社で縁結びのお守り買おうとしたけど、10分で階段駆け上がって買うのも疲れるので却下。お前の上告も却下。んで、あっさりあさみんバスに帰還。トイレ行ってジュース買ってたら遅れちゃったのはここで謝罪で。

清水寺から伊丹空港へ一直線!ガイドさんもあれなので(しつこく言う)寝てたら、もう空港。最後に京都の風景を堪能しておきたかったなぁ、ちょいと後悔。空港につくやいなや、めちゃくちゃデカイ人がズガズガ前から来た。なんか見たことあるなぁ、と思ったらバスケ部の友達がフィーバーしてた。バスケの日本代表選手だった。めちゃくちゃデカイよ、マジで。んで、荷物検査とかも軽々とクリア。でも心なしかJASとは違ってANAの方が豪華。待つ場所もANAの豪華!っていうか「空港が違うだけだ」と帰って来てから気づいた。そんなこんなで機内へ早くも乗り込みます。行きより飛行機がデカかったです。

機内はドラマで見る[2−3−2]のフォーメーションで、大きなテレビで相撲をやってた。さらに座席にはイヤホンがついてて音楽が聴けるんです!いやぁ〜、こりゃ快適なフライトができるずら〜。テイクオフのとき、大きなテレビにコクピットから見える映像が出て感動。でも、相変わらず加速度がスゴイですね。このとき感じるGは病み付きになりそう・・・と思ったのもつかの間。やっぱり上下に揺れる揺れるのね、ひゅーひゅーなりながら安定するまで、イヤホンで顔を隠すようにして後姿だけは強がってました。内心ドキドキね、これだけは何度経験しても慣れないと思う。
んで『夕焼け→夕暮れ→暗闇』の流れるような風景を堪能しつつ、音楽くるりの「ハイウェイ」)を聴いていたら機長さんが「厚い雲に入ります。多少揺れますが、機体の設備に問題はありません」とかいうのをいきなり言い出した。もう張り裂けそうな思いですよ。AVなら乳揺らしながら痴女が来るのに!と思う余裕もなくイヤホンをはずして、シートベルトを絞めるボク。そしたら揺れる揺れる。「まわる〜まわる〜よ♪機体〜はまわる♪」それくらいの揺れだった。どんどん酷くなって「客室乗務員も安全のため座席につきます」と言うくらいになった。こういうときは恋が芽生えるんですよね?窮地を異性と脱したときは即LOVEですよね。でも周りに女性はいないし、当の本人は怯えきっててモテオーラないし。しばらくすると揺れが治まり、もう着陸する直前だった。

飛行機つながりの余談だが、ボクらとは終始別行動だった商業化が散々だったらしい。行きはANAの大きな飛行機だったから良かったものの、帰りがJASでありえないくらい揺れたらしい。嘔吐あり、絶叫アリ、号泣あり。まさに地獄絵図。これも、おじいちゃんにお願いした成果だったんだろうね。ありがとうおじいちゃん。あとは、二人のアイドルとの偶然の出会いをかなえて下さい。

というわけで何とか岩手に帰って来れました!と思ったら仙台空港・・・ここからバスで3時間かけて盛岡まで帰りました。京都はいいけど、飛行機は絶対に嫌だ!とくにJAS!って書くと営業妨害になるから、客室乗務員の質ではJAS!と書いて終わりとさせてもらう。